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弓木谷村
【ゆみきだにむら】


旧国名:肥後

(近世)江戸期~明治4年の村名。肥後国球磨(くま)郡のうち。米良山中の1村。中之又谷村と合わせて中之又と称することもあった。小丸川上流域の山間地に位置する。地名の由来は,弓の材料となる原木があったことにちなむという。肥後国人吉藩領。ただし,人吉藩の付属ながら旗本交代寄合衆として参勤交代を勤めた米良氏が,幕府鷹巣山として支配していた。「元禄郷帳」「肥後国誌」には村名は見えない。村高は,「天保郷帳」では3石余。寛政2年「肥後国球麻郡米良山郷村并人高帳」(西米良村史)によれば,総人数は57で,うち男28・女29と見える。明治4年中之又村の一部となる(郡行政/県古公文書)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236294