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竜房山
【りゅうふさやま】


西都(さいと)市西部東米良(ひがしめら)地区にある九州山地の山。標高1,020.6m。北東部主稜上には山頂三角点より高い1,054mのピークがある。主稜はほぼ南北に延び,北はオサレ山(1,151.9m)を経て空野(そらんの)山(1,126.8m)に連なり,南は一ツ瀬川の一ツ瀬ダム湖に至る。極めて急峻な壮年期山地で,特に北のオサレ山に至る山稜は山腹に急崖を連ねる。西部山麓は銀鏡(しろみ)川の河谷で,狭小な河岸段丘上に米良地区の中心の1つ銀鏡の各集落が点在する。東南部の支稜は緩斜面がやや広く,標高600m付近に中尾の各山村が点々と立地する。地質は中生代から古第三紀にかけての四万十層群に属す。山名の由来は不詳。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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