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恋之原
【こいのはら】


旧国名:薩摩

永吉川上流域右岸に位置する。地名は昔源為朝がこの地に来て長者の娘に恋して住んだことに起因すると伝え,為朝の住居跡という為朝原(県地誌,伊集院由緒記/県史料拾遺)や,先年松喰虫で枯れたが為朝松と呼ばれた年輪800年を超える巨大な松があった。また,島津貴久の従臣であった木脇祐兄の10代の孫祐詮が天明5年3月11日に再建した祐兄の墓石が小字堀之内にあり,それには祐兄が軍功によって「伊集院之内武(岳)竹之山,恋之原三ケ之庄」を領したと記されている。
小井之原名(中世)】 戦国期に見える名田名。
恋之原村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
恋之原(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7237472