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郡山筋
【こおりやますじ】


鹿児島藩においては,街道のことを筋(すじ)と称した。鹿児島から郡山―入来(いりき)―樋脇―山口―平佐―中郷―東郷―山崎―藺牟田(いむた)―大村―黒木―佐志―宮之城(みやのじよう)―大口―鶴田―曽木―本城―湯之尾―馬越―羽月―山野―小川内の22か郷を連絡した街道。鹿児島藩の筋には,領外に通ずるもの,家老書付等を送達する大宿次の経路,および通常の諸令達・廻文によるときの経路があった。当筋は諸令達・廻文による時の経路であった。各所に宿場があり,書状・廻文の送達には宿次夫を出し,奉公人に対しては例規によって送人馬を出した。宿次夫・送人馬は百姓の夫役により,飯米は郡方から出た。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7237515