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玉江橋
【たまえばし】


鹿児島市にあり,市内を南北に二分する甲突川に架かる五大石橋の1つ。五大石橋のうちでは最も上流にある。市内の永吉町と下伊敷町を結ぶ。全長51m・幅4.7mの4連アーチ型橋。日本で3番目に大きい石橋の眼鏡橋。嘉永2年島津斉興が肥後の石工,岩永三五郎を招いて架けさせたもの。当橋は,近くの小野町から切り出された石で造られ,横からみた時,他の4橋が中央を高くした弓なりの型であるのに対して,ほとんど直線であることが特徴である。橋の名は,27代藩主斉興の衣類などにつける印が「玉の印」であったことによるという説,橋を架けた頃,この辺りには牟田(湿田)が多く,雨が降ると,すぐに入江のように水がたまったことによるという説などがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7238226