鳥巣
【とりす】

旧国名:薩摩
川内(せんだい)川支流羽月川右岸に位置する。松木原・手向山から縄文式土器が出土。永禄12年島津氏と菱刈氏の最後の決戦場となった古戦場跡鳥神尾があり,また豊臣秀吉が薩摩入国の時に腰掛けたと伝えられる石がある(大口市郷土誌)。鳥神尾(戸神尾とも)の合戦については,「長谷場越前自記」永禄12年5月6日条に「一番の伏草者鳥神の尾ニて,御大将軍家久様そ被成ける」,あるいは同日付の大口戸神尾合戦従軍者交名をのせた文書に「大口の凶徒を陥んかため,戸神尾・稲荷山等に伏兵いたし」と見える(旧記雑録)。また,同年の「樺山玄佐自記」には「菱刈者義久様馬越ニ御座有而,御分別ニ而,次之年中務大輔殿平泉戸神の尾の合戦被得大利,敵之頸百六,切捨不知数」とあり(同前),鳥神尾の戦いで島津軍は大勝している。
【鳥巣村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【鳥巣(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7238428 |





