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中町
【なかまち】


旧国名:薩摩

(近世~近代)江戸期~現在の町名。江戸期は鹿児島城下下町のうち。明治22年からは鹿児島市の町名。北は山下町,南は呉服町に接する(県地誌)。明治10年代の戸籍簿による戸数476,うち士族29・平民447,職業は無職6・不明136・農業5・雑業164・医師2・工2・大工3・石工1・左官2・仕立物2・時計師1・傘屋2・理髪2・商16・小間物2・反物9・洋物5・鰹節5・魚仲買15・生魚10・乾物6・鶏卵2・紅1・鬢附2・三味線1・挑灯2・陶器1・金物3・文具2・紙3・仏道具1・下駄5・煙草2・書籍3・桐油合羽1・油屋1・古着2・古物1・古金道具2・薬4・豆腐2・印判2・砂糖5・附揚1・蕎麦屋3・煮売2・料理仕出4・料理屋3・芸妓1・湯屋1・旅籠屋4・質屋2・菓子6・果物3・焼酎4・酒類2(鹿児島市史)。明治期は2銭9厘と別称されて市民に親しまれ,商店街がにぎわいを呈し,藤武・黒松・山形屋商店が店舗を拡張し,大きな旅館や料理屋ができて,商業の中心となった。明治41年の戸数207・人口947。世帯数・人口は,大正11年160世帯・1,243人,昭和10年155世帯・1,292人。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7238539