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日豊本線
【にっぽうほんせん】


福岡県北九州市小倉駅からら鹿児島駅に至る国鉄路線。全長462.7km。九州を東回りし,大分県・宮崎県を経由する。駅数98,年間輸送人員6,439万2,000人,年間貨物輸送量758万8,000t。全線開通は昭和7年12月。最初は豊州鉄道として日清戦争のころ小倉から起工し,明治30年9月長州(今の柳ケ浦)に至ったのに始まる。鉄道国有後(明治40年),大分線として延長され,同44年11月大分まで開通し,佐伯線として大正5年10月佐伯に達した。一方,南からは宮崎線として大正2年10月吉松から都城に延び,同5年10月には宮崎まで通じたが,日豊北線(延岡駅~宮崎駅間)の建設により,同12年12月全線が開通した。この小倉・吉松間がしばらく日豊本線であった。昭和になって国都線(国分駅~西都城駅間)が着工され,昭和7年12月全通した。これ以後は距離の関係上国都線経由が日豊本線となった。現在複線化工事が進められている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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