福地
【ふくち】
旧国名:大隅
大隅半島北西部,海抜400~560mの高原性山地から丘陵性台地にかけて位置する。かつて合戦野(かせんの)と呼ばれた肝付・島津両氏の激戦地で,天正8年藩主島津義久が馬牧福山牧を開設して後著しく栄えた。安永8年桜島大噴火による降灰砂の被害があり,同10年藩主島津重豪は牧場の一部を廃し牛根郷の被災者農民・郷士を強制移住させて開田・開畑に着手させたという(垂水市史・福山町郷土誌)。
【福地村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【福地(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7238967 |