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益丸
【ますまる】


旧国名:日向

田原川下流左岸の低地とその東部の台地に位置し,南部は幅約1km余の砂丘に隔てられて志布志湾に面し,「くにの松原」の一部を形成している。益丸はむかし「エキマル」といったところから駅路の跡と推察されるが(大崎町史),地名の由来は不詳。田原川下流,持留川との合流点近くに沢目貝塚があり,下層から縄文時代の石器・土器が,上層から弥生時代の土器が出土する(大崎町史)。この砂丘の高度は27m余で,志布志湾岸砂丘列の最高点で,高浜と呼ばれて湾内航海の目標となっていた。その斜面はスズレガハマと呼ばれる。田原川は綿宇治川(腹打(わたうち)川)とも呼ばれ,左岸下流に戦ケ島があり,天文・弘治の頃肝付氏と豊州家島津氏の決戦の地である。また,北西部井俣村(今村)にかけて千間堀原と呼ばれる平原がある(三国名勝図会その他)。
益丸名(中世)】 南北朝期に見える名田名。
益丸村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
益丸(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239126