宮之城橋
【みやのじょうばし】

旧名称は虎居橋。薩摩郡宮之城町にあり，川内川に架かる橋。国道328号が通過。町内の屋地と虎居とを結ぶ。明治31年に初めて木橋が架けられたが，それ以前は屋地～虎居間は専ら川舟に依存していた。大正15年鉄筋コンクリート橋になる。現在の橋は昭和53年に総工費８億3,000万円を投じて架け替えられたもので，全長101.1m，幅は車道・歩道を含めて15mである。当橋は，宮都大橋と並んで宮之城町の商業中心地を結ぶ重要な橋の１つである。橋から南の屋地地区は藩政時代の麓・野町の伝統を引き継ぎ今日でも役場をはじめ郵便局・職業安定所・銀行の支店などが集中する。また橋から北の虎居地区には，県の合同庁舎・警察署・バスターミナルなどがある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7239279