山崎大橋
【やまさきおおはし】

薩摩郡宮之城町にあり，川内(せんだい)川に架かる橋。国道267号が通過。町内の二渡と山崎とを結ぶ橋の１つ。昭和45年に山崎橋から上流約500mの地点に新しく架橋された鉄筋コンクリート橋。全長176m，幅は車道・歩道を含めて8.5m。総工費１億132万円余を投じて完成した。この大橋の完成により，川内と宮之城・大口方面とを結ぶ国道267号は二渡から旧山崎城址の南の地点へ通過し，国道328号に直結することになり，かつての山崎十文字交差点での交通混雑は解消された。また当大橋の南に位置する山崎の中心部は，藩政時代麓が置かれ，野町も狭小ながら存在した。右岸の二渡地区は，18世紀初頭5.7kmに及ぶ用水路建設がなされた地として知られる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7239397