吉松橋
【よしまつばし】

姶良(あいら)郡吉松町にあり，中心市街地を貫流する川内(せんだい)川に架かる橋。昭和７年建造。同36年現在の橋に改造，全長152m・幅7.5m。明治36年鹿児島～吉松間の鉄道が，同42年人吉・八代経由門司までの旧鹿児島本線が開通すると，吉松に機関区が設置された。また，大正元年には小林・都城(みやこのじよう)方面への吉都線も完成し，吉松が鉄道交通の要地として重要さを増すにつれて駅前商店街も急速に発展した。市街地は駅から吉松橋までの川西地区を中心に広がっていたが，近年，橋の東側国道沿いも市街地化しつつある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7239498