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安谷川御嶽
【あだにがわうたき】


那覇(なは)市首里当蔵町1丁目にある御嶽。阿丹弥川嶽とも書く。市民俗文化財。首里大あむしられの祭祀するところであった(由来記)。中央部に宝珠をのせた石造アーチ門がある。嘉慶19年(1814)に当蔵村の祈願所であるこの御嶽を修理した際,王子・按司以下47名が3,210文を勧進した。日常の見回りは百姓に依頼し,2貫文を付けてその利息で御嶽を守護し茶代料とした(当蔵村阿丹弥川嶽碑文/琉球国碑文記)。御嶽前の道路は,かつての首里から浦添(うらそえ)方面へ向かう宿道で,御嶽から北へ下る坂の西側に古い共同井戸の安谷川(市史跡)がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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