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雨粒天次
【あまつづてんつぎ】


玉城(たまぐすく)村玉城にある御嶽。標高181mの急崖上にある玉城城(アマチジ城)の本丸跡東側に位置する。方言ではアマチジティンチジといい,玉城アマチジ,ティンチジアマチジ(天つぎあまつぎ),また,雨粒を雨辻ともあて(女官御双紙),雨辻嶽とも称する。粒・次・辻はともにチヂ(頂)の当て字。「由来記」には「神名,アガル御イベツレル御イベ 此嶽者,城内ニアリ。阿摩美久,作リ給フトナリ」と見え,琉球開闢神話でアマミキョがつくった御嶽の1つという。王府時代,雨乞の霊場として,大旱魃の年には国王祈雨の親拝があった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239683