浦添
【うらそえ】

旧国名:琉球
方言ではウラスィ・ウラシーという。沖縄本島中部に位置し,東シナ海に面する。「おもろさうし」に「うらおそい」,万暦25年(1597)の「浦添城の前の碑」表面に「うらおそひ」,裏面に「浦添」と見える。地名の「うら」は集落の意,「おそい」は襲いで,支配する意とする説と,抱護する意とする説がある。「歴代宝案」に
羅瑞・
羅遂などといった人名が見え,方言での読みに符合する。三山時代の中山の王都として栄え,舜天王統(1187~1259)・英祖王統(1260~1349)・察度王統(1350~1405)の3王統が居城したという浦添城跡がある。
【浦添間切(近世)】 王府時代~明治41年の間切名。
【浦添村(近代)】 明治41年~昭和45年の中頭郡の自治体名。
【浦添市(近代)】 昭和45年~現在の自治体名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7239971 |





