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大城
【おおぐすく】


旧国名:琉球

方言ではウフグシクという。沖縄本島中部,普天間(ふてんま)川支流のヌーリ川上流域に位置する。地形は丘陵と平地からなり,丘陵の一部は琉球石灰岩,他は第三紀層からなる。地名のウフは美称辞で,大城は立派なグスクの意。北東部にある大城グスクは,英祖王(1260~99在位)の第3王子中城王子(中城按司)の居城と伝える。15世紀前半には護佐丸の弟安里大親が大城掟となり,安里大親家賀氏が護佐丸の行政・礼式の顧問となってここに居住したという伝承がある。また護佐丸の兄で,台グスクの城主であった伊寿留按司の住居跡も伝わっており,古くから有力な集落であったらしい(大城の今昔)。大城グスクの大城ノ嶽近くに喜友名根所・古知屋根所がある。喜友名根所の祖先は,宜野湾(ぎのわん)間切から移住したといい,古知屋根所の祖先も金武(きん)間切から移住したと伝える(北中城村史)。両根所は標高150mの丘陵上に位置し,近くにノロ殿内跡とウブガー(産井戸)のチブガー(壺井戸)があり,この一帯の丘陵上に集落がまず形成され,いつの頃からか,現在の南部の平地に広がったと考えられる。また,18世紀中頃の建築という中村家住宅(国重文)があり,沖縄の伝統的家屋が保存されている。
大城村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
大城(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240044