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喜佐真御嶽
【きさまうたき】


下地(しもじ)町川満にある御嶽。方言でもキサマウタキという。「御嶽由来記」に,「男神真種子若按司と唱,諸願ニ付川満村中崇敬仕候事」とある。若按司は,川満村めりましろとのと天女の子で,母親から渡された宝玉を奪おうとした喜佐真盛真良に殺された。この若按司を,川満大とのが喜作(佐)真山に葬ったのが御嶽の由来という(平良市史3)。現在の口碑では,祭神はテンヤ・カニドゥ,ユーヌス,ミルクティンの3神であるという。旧暦8月のユークイ(豊穣祈願)をはじめ,年4回祭祀が行われる。御嶽は県民俗文化財に指定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240315