喜舎場
【きしゃば】

旧国名:琉球
方言ではチサバという。沖縄本島中部東海岸の丘陵地上に位置する。地形はナスノ御嶽から西のヒニ城に延びた石灰岩の尾根と,その南側に広がる島尻層の平地からなる。北方の尾根上にグスク時代の甲斐川原遺跡とヒニ城があり,ヒニ城からは土器・青磁・須恵器・銭貨(中国北宋の
寧元宝)などが出土した。「おもろさうし」に「きしやは」と見える。「遺老説伝」に,地名は村の創建者喜舎場公の名にちなむもので,墓は村の後岩にあり,毎年2月に祀るとある。喜舎場公は,東隣の仲順(ちゆんじゆん)に13世紀中頃にいた仲順大主と同時代の聖人といわれ,その子孫の喜舎場子は津堅島(勝連(かつれん)町)に渡ったと伝えられる(北中城村史)。
【喜舎場村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
【喜舎場(近代)】 明治41年~現在の字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7240320 |





