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古見
【こみ】


旧国名:琉球

方言ではクンという。西表(いりおもて)島の東部,古見岳の南,御座岳の東に位置する。古見集落は前良(まいら)川と後良(しいら)川のほぼ中間の小半島東端に立地する。「指南広義」「中山伝信録」などに姑弥と書かれ,「由来記」では古見島として西表島を指した。八重山地方における仮面・仮装の人神アカマタ・クロマタの祭事発祥の地とされる。八重山考古編年第Ⅰ期の野底貝塚,第Ⅲ期の平西(ぴにし)貝塚(県史跡)・与那良遺跡・古見赤石崎遺跡,第Ⅳ期の古見旧村跡遺跡,ほかに古見古墓群がある(県文化財調査報告書29)。民謡「古見の浦節」には,古見の八重岳,八重に山が重なる美与底,いつも見たいものだと謡われている(八重山島歌節寄43/歌謡大成Ⅳ)。この八重岳は古見岳の別称,美与底は古見村の同義ともいい(八重山民謡誌),美しい山々に抱かれた古見をたたえている。
古見間切(近世)】 王府時代の間切名。
古見村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
古見(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240596