座間味
【ざまみ】

旧国名:琉球

方言ではザマンという。慶良間(けらま)諸島の西部に位置する。座間味集落背後の山手に祖霊神を祀る拝所と拝井があり，その前面平地に旧家や祭祀場が位置し，そこから港近くまで碁盤目状の村落となっている。集落から奥地の山すそにかけてはかつての水田地帯。神事から考察して，２集落（集団）の合併の歴史を経たと思われる。その前身の村は山を越した東側の阿護の浦に面する古座間味であったとの伝承があり，古座間味には沖縄考古編年前Ⅳ・Ⅴ期にかけての古座間味貝塚が発見されている。
【座間味間切(近世)】　王府時代～明治41年の間切名。
【座間味村(近世)】　王府時代～明治41年の村名。
【座間味村(近代)】　明治41年～現在の島尻郡の自治体名。
【座間味(近代)】　明治41年～現在の座間味村の字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7240654