100辞書・辞典一括検索

JLogos

43

洲鎌
【すがま】


旧国名:琉球

方言でもスガマという。「狩俣祖神のニーリ」などの古謡では,「シがま」と見える(ニーリ1/歌謡大成Ⅲ)。宮古島南西部に位置し,南は海,南東は入江湾に面する。16世紀前期に下地(しもじ)地方一帯を支配していた川満大殿の居住したところといわれ,大殿夫婦を葬ったという川満大殿のミャーカ(巨石墓)がある(町史跡)。現在は周囲の石積みだけしか残っていない。家譜によれば,大殿は,成化年間(1465~87)生まれ,弘治13年(1500)八重山のオヤケ・アカハチの乱平定の際,仲宗根豊見親とともに首里王府軍に従軍,嘉靖元年(1522)与那国島の鬼虎征伐にも参加して功をたてたという(河充氏家譜正統/平良市史3)。また,正徳年間(1506~21)には下地橋道を造っている。伝承では,洲鎌村は昔は千人原といわれるほど繁栄していたが,マラリアの流行で人口が減少し,一時は上地村の一部となったが,のちに再び独立したという。
洲鎌村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
洲鎌(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240821