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多良間
【たらま】


旧国名:琉球

方言でもタラマという。宮古諸島の西部,宮古島と石垣島のほぼ中央に位置する。面積19.98km(^2)・周囲16.64kmの多良間島と,面積2.58km(^2)・周囲7.38kmの水納(みんな)島からなる。史跡に,土原豊見親のミャーカ(県史跡)・土原うがん遺跡・塩川御嶽遺跡・水納神社遺跡などがある。成化13年(1477)に与那国島に漂着した朝鮮漂流民の記録には,脱羅麻島・他羅馬是麽と見える(李朝実録成宗10年条)。弘治13年(1500)八重山のオヤケ・アカハチの乱で,土原豊見親が武功により多良間島主に任命された(球陽尚真王24年条)。
多良間島(近世)】 王府時代~明治41年の広域地名。
多良間村(近代)】 大正2年~現在の宮古郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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