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知花
【ちばな】


旧国名:琉球

方言でもチバナという。沖縄本島中部,比謝川中流域に位置する。地名の由来は,古老の伝承によると,一帯では最も高所に立地し,地のはなであることから地鼻と称され,のち知花と当て字したという。「おもろさうし」に「ちはな」と見える。知花城跡があり,尚泰久王代(1454~60)に勝連(かつれん)城主阿麻和利を討った越来(ごえく)按司大城親方賢勇の墓所が城の中腹の岩陰にある。また,城近くの城畑原の琉球石灰岩丘陵地に,沖縄考古編年前Ⅳ・Ⅴ期,グスク時代の知花遺跡がある。知花は古くから焼物の産地として知られ,知花焼の古窯跡が知花城跡近くに残っている。創始は松本と同じく,国頭(くにがみ)方面から楚南(石川市)西南方の福地原に移り住んだのがはじめで,その後知花城の北側に集落を移動したが,標高が高く北向きで,風当たりが強く水利も悪かったので,これを避け,風当たりが弱く水利もよい現在地に移動した。その由来から,松本と併称してチバナ・マチモトという。
知花村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
知花(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7241021