渡具知
【とぐち】

旧国名:琉球
方言ではトゥグチという。沖縄本島中部の西海岸,東シナ海に注ぐ比謝(ひじや)川河口の右岸の台地に立地する。比謝川を溯行する山原(やんばる)船の潮待港であった。地名は,港すなわち渡口を意味する。沖縄最古の土器形式である爪形文土器や曽畑式土器が出土した沖縄考古編年前Ⅰ・Ⅱ期の渡具知東原遺跡,箱式石棺墓が6基出土した前Ⅳ・Ⅴ期および後期の木綿原遺跡(国史跡)がある。海岸の断崖上台地に建立年不明のアビラウンケンの梵字を刻んだ石碑があり,渡具知の拝所の1つで,毎年旧暦9月に拝する(県文化財調査報告書69)。
【渡具知村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
【渡具知(近代)】 明治41年~現在の字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7241139 |





