長浜
【ながはま】

旧国名:琉球
沖縄本島中部の西海岸,東シナ海に突き出た残波(ざんぱ)岬と真栄田岬の中間,長浜川の河口の細長い海岸低地に位置し,600mほどの砂浜海岸に面している。地名は,この地形にちなむものか。長浜の丘から,五彩に輝くサンゴ礁の海を眺める風光は,現在でも,「おもろさうし」巻13-66,No.811に「大にしの浦走り」「崎枝(さきよた)の浦走り」と謡われた昔を彷彿させる。確実な史料はないが,察度王(1350~95在位)が派遣した泰期は長浜の港から明国に赴いたといわれており,長浜の港にはトウシングムイ(唐船堀)という地名も残る。米の品種である読谷山コーヂャーや,ユンタンジャハナウ
(読谷山花織)・紅型・南蛮甕の技法は,読谷山に最初に輸入されたといわれ,また民俗芸能のチクタルメー(作田舞)やフェーヌシマー(南島踊)もこの港から入ったという。村民俗文化財のティランジュー墓(洞穴墓)と,沖縄考古編年前Ⅳ・Ⅴ期の長浜貝塚(村史跡)がある。
【長浜村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
【長浜(近代)】 明治41年~現在の字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7241252 |





