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比地
【ひじ】


旧国名:琉球

方言ではフィジという。沖縄本島北部,国頭(くにがみ)山地与那覇(よなは)岳の西に発する比地川流域の大半を占める。山原(やんばる)の原生林を抜けた比地川下流には沖積地が広く,集落は右岸の山麓に立地。南西に与那覇岳の稜線に連なるチンノウガミという山,北東にパンギナグシク・インヌムイの丘陵がある。地名は,「ひじ」すなわち「泥」の語義による(国頭村史)。比地川上流には比地大滝,また左岸の山腹にイビ御嶽があり,南蛮甕や盃などが出土した。昔アマンチュが120歳の古老にはじめて稲作を教えたという「ミルク田」の跡,また山から材木を下ろすとき,その木にあたって無残な最期をとげた美女ヘントナアンガーの口碑が残る(国頭村史別冊)。
比地村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
比地(近代)】 明治41年~現在の国頭村の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7241518