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平安座海中道路
【へんざかいちゅうどうろ】


勝連(かつれん)半島の与那城(よなぐすく)村屋慶名(やけな)と平安座島を結ぶ海面道路。長さ4,756m・幅員8m・路肩幅2.75m。もとは干瀬があり,干潮時には車でも徒歩でも渡ることができたが,離島苦解消は長年の懸案であった。昭和36年に3か月間,平安座島民延べ3,600人と米軍マリン隊の工事用トラクター3台を動員して海中道路建設に着手したが,2度の台風で押し流された。翌37年5月18日に平安座海中道路建設期成会を結成,昭和43年,ガルフ石油会社を誘致し,平安座島の大半を貸与する条件として会社負担で海中道路が建設された。総工費約200万ドルで昭和46年完成,村道45号となる。平安座島の岸頭に「世開之碑」がたてられた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7241649