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附田村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。北郡のうち。盛岡藩領。七戸通に属す。村高は,「邦内郷村志」70石余(うち給地45石),「旧高旧領」70石余。なお,「正保郷村帳」「貞享高辻帳」「天保郷帳」「安政高辻帳」には当村の名が見えない。明治7年七戸御代官所惣高並家数書上では,家数16。「邦内郷村志」では,家数12,馬27。「本枝村付並位付」によれば,位付は中の中,家数8。明治2年七戸藩領。同4年七戸県,弘前県を経て,青森県に所属。明治初年の戸数7,村況は「土地膏腴,然れとも田少し,農を専とし産に牛馬あり」とある(国誌)。明治11年上北郡に属す。同年頃の村の幅員は東西約16町・南北約7町,税地は田21町余・畑42町余・宅地1町余・林7町余・秣場5町余・原野1町余など計78町余,戸数9・人口66(男31・女35),牛5・馬27,物産は米112石余・糯4石余・稗50石余・大豆21石余・粟25石余・そば75石余・大豆4石余など(上北郡村誌)。同22年天間林村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7251557