100辞書・辞典一括検索

JLogos

16

米沢村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。村山郡のうち。はじめ最上氏領,元和8年からは幕府領(山形藩預り地)。村高は,寛文12年の検地帳(寒河江市,加藤家文書)では792石余,「天保郷帳」798石余,天保13年の村山石高帳では793石余,「旧高旧領」798石余。なお寛文12年の米沢村検地帳が現存する。明治4年には家数87軒・人数421,小物成は漆代永123文・蝋代永442文・鳥捕役永60文を納める。静かな山寄りの村なので市日もない。地味は薄地で冷水掛りが多いという。鎮守は朱印5石余を所有する三島神社。旧山形県を経て明治9年山形県に所属。同11年の一覧全図では,反別78町4反余,戸数82・人口453。明治11年西村山郡に属し,同22年高松村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7265302