100辞書・辞典一括検索

JLogos

23

佐野村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。結城郡のうち。寛文年間は下野【しもつけ】壬生藩領,幕末期は一橋家と幕府の相給。村高は,「元禄郷帳」409石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに750石余,「旧高簿」667石余で,ほかに佐野村新田として83石余。享保年間山川・北沼干拓により300石余を打ち出した。元治元年太兵衛宅に天狗党が押し入り,五百両を奪取(甲子見聞記)。一方同乱で関東取締役安原寿作方に捕えられた浪士の中に当村出身の幸田庄蔵がいた(波山記事)。真言宗円満寺は応永23年亮頓の開基と伝え(結城郡郷土大観),口碑によれば西部台地上から移したもので,本尊は不動明王。村内の字御蔵下の地下にある方形の土廓は,郷倉跡と推定される。明治8年茨城県,同11年結城郡に所属。明治22年中結城村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7273891