山田村(近世)

　江戸期～明治22年の村名。下総国猿島【さしま】郡のうち。寛文年間からは下野【しもつけ】壬生【みぶ】藩領。村高は，「元禄郷帳」468石余，「天保郷帳」「旧高旧領」ともに787石余，「旧高簿」785石余。曹洞宗久昌院は天文18年天翁英公の開山と伝え，はじめ平城寺に寺基を置いたが，安永４年春10世禅灯の時，字北新田に移転したという。字古新田にある香取神社は明治５年現在地に移転したものという。明治８年茨城県，同11年猿島郡に所属。明治22年八俣村の大字となる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7277214