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黒羽町(近代)


 明治22年~現在の那須郡の自治体名。黒羽田町と北滝・八塩・前田・堀之内・北野上・片田・亀久・矢倉村の1町8か村が合併して成立。旧町村名を継承した1町8大字を編成。役場を黒羽田町に設置。明治24年の戸数737・人口4,589(男2,277・女2,312),学校4,水車場38,船23。山間地帯で農耕地が乏しい。黒羽田町は当町の官公的役割を担っていた。昭和28年の農耕地利用面積は,田3,546反・畑2,094反・畦畔82反・果樹園1反・茶園4反・苗木畑1反・そのほか5反(市町村誌)。昭和30年川西町・両郷村・須賀川村を合併し,合併各町村の1町19大字を加え,2町27大字を編成。同34年町公会堂完成。同37年両郷開拓集落に電気が導入される。同46年那珂川流域が八溝県立自然公園の指定を受ける。世帯・人口は,大正9年1,252・6,287,昭和10年1,302・6,780,同35年4,142・2万2,345,同45年3,936・1万8,330,同55年4,091・1万8,565。昭和51年大田原市との間で境界変更が行われた。同52年馬頭町にまで及ぶ山火事が起こり,山林800haと民家22棟焼失,被害額34億円余であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7278897