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高山(近代)


 明治22年~昭和27年の大字名。はじめ界村,昭和18年からは佐野市の大字。明治24年の戸数130・人口778(男417・女361),船12。大正8年の戸数120・人口887。周囲が低湿地のため,しばしば洪水に見舞われたが,特に明治23年8月の大洪水は,足尾銅山の鉱毒による被害を表面化した。悲惨な状態に陥った渡良瀬川沿岸の人々を救おうとした田中正造を義人と讃えた報恩和讃が,念仏講中によって当地では現在でも唱えられている。昭和10年の世帯119・人口701。昭和27年高山町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7279644