100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

山辺村(近世)


 明治22年~昭和13年の自治体名。はじめ梁田郡,明治29年からは足利郡に所属。堀込・借宿・田中・朝倉・八幡の5か村が合併して成立。旧村名を継承した5大字を編成。役場を八幡に設置。明治24年の戸数494・人口3,011(男1,476・女1,535),学校1,水車場3。村名は,5か村の中央に八幡山丘陵があり,各村が山の辺りにあったことに由来する。昭和6年の農家戸数454(自作67・自小作143・小作244),養蚕農家175・畜産農家402,機業を主とする工業従事者116・商業従事者550。農家は一般に小規模零細で,農家の手機による賃機の仕事が減少すると,大正10年以降,小作争議が多発する。織物の賃機生産に代わり,工場生産が盛んとなり,明治36年足利模範撚糸工場,大正8年足利紡績工場などが設置された。明治40年東武鉄道伊勢崎線が足利町駅(現足利市駅,南町)まで開通し,同43年には伊勢崎駅まで延長されて地内を通った。大正14年八幡に野州山辺駅開発。大正初年田中に東武鉄道の私設舟橋(昭和11年には中橋となる),昭和9年鉄道渡良瀬橋が架橋。世帯・人口は,大正9年1,033・5,151,昭和10年2,003・1万275。昭和13年町制施行。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7281113