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吉水郷(中世)


 鎌倉期~戦国期に見える郷名。佐野荘のうち。弘安3年4月30日の某後家尼譲状に「よしミつのあん次郎のもとのうちに,たいちやうを,あまいちこののちハ,さへもん入道殿より,親さへもんとのゝゆつりゑてをハしまし候」と見え,当地のあん次郎の名が知られる(小曽戸文書/県史中世1)。下って,元亀2年8月6日の大庵寺々領目録によれば,吉水郷内の畠1段,1貫の地が佐野昌綱から大庵寺領として安堵されている(大庵寺文書/県史中世1)。さらに,天正15年6月11日には佐野氏忠が当地の内20貫250文を本光寺領として定めている(本光寺文書/県史中世1)。慶長20年10月23日の本光寺領覚書では,当郷の本光寺領は26貫755文であった(本光寺文書/曹洞宗古文書下)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7281173