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太田町(近代)


 明治22年~昭和23年の新田郡の自治体名。太田町・大島村の各一部が合併して成立。大字は太田。地内に町役場を設置。明治22年の戸数631・人口3,181,同24年の戸数781,人口は男1,878・女1,925,学校2・水車場1。昭和15年九合村・沢野村・韮川村,同18年鳥之郷村を合併。合併各村の29大字を加え,30大字を編成。郡役所・警察署・裁判所に加え,明治20年代に電信局・土木事務所開設,同30年には県尋常中学校新田分校が開校し,新田郡の行政・経済・文教の中心地としての地位を占めた。明治42年東武線太田駅開設,大正2年太田より東武鉄道桐生線開通。昭和6年に発足した中島飛行機製作所の発展により,全国有数の軍需工業都市へ変貌した。同16年に太田飛行場が完成し,東武鉄道小泉線も開通したが,同20年2月10日に始まる6回の米軍機空襲により中島飛行機工場と太田駅は破壊され,同年10月には米軍が進駐した。同23年市制施行。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7281876