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野本藩(近世)


江戸期の藩名譜代・小藩陣屋は比企【ひき】郡野本(現東松山市)寛文元年,比企郡内3,500石余を知行する渡辺吉綱が,河内・和泉(大阪府)両国で1万石を加増され,1万3,500石余で大名となり成立寛文4年の藩領および村数は,比企郡5・河内国志紀【しき】郡4・古市【ふるいち】郡4・和泉国大鳥【おおとり】郡11・和泉【いずみ】郡5,計29か村で1万3,500石余元禄初年頃には,本知1万3,500石・内高1万9,000石余,年貢は河内は5~6割3分,武蔵は4~5割,抨し5割,家中へ4割,「家民共に豊なり,居所は河内国大井」という,(土芥寇讎記)元禄11年,武蔵の領地を近江国(滋賀県)に移され,居所を和泉国大庭寺(大阪府)に移して廃藩となる




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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