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下飯野村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。上総国周淮【すす】郡のうち。江戸中期以降飯野村が分村して成立。飯野藩領。村高は,「上総国村高帳」719石余,「天保郷帳」では上飯野村とともに1,380石余,「旧高旧領」719石余。「上総国村高帳」では家数140。文久4年には,夜盗・押込などの悪党に対処するため,村番警固について話し合いがなされた(小組七ケ村議定書/小沢家文書)。幕末には小野金平・稲村友右衛門・法性寺住職などが寺子屋を開いていた(県教育史巻1)。明治6年千葉県に所属。神社は神明神社・稲荷神社。寺院は日蓮宗法性寺。明治6年飯野学校設立。同8年の教員数3,生徒数男59・女25(文部省第3年報)。同18年の反別267町3反余(上総国町村誌)。明治22年飯野村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7294128