100辞書・辞典一括検索

JLogos

29

丁子村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。下総国香取郡のうち。慶長4年鳥居元忠の矢作領検地をうけ,高750石,枝村として吉原・山崎両村が見える(伊能家文書/佐原市史)。江戸初期に吉原村は1村として把握されるようになり,山崎村は当村に吸収されたものと思われる。「各村級分」では旗本塚原氏・土岐氏・高井氏・坂部氏・大河内氏・山崎氏・安藤氏・渡辺氏・三沢氏の相給,享保4年「部冊帳」では丁子村・山崎村として幕府・旗本7氏の相給(伊能家文書/佐原市史),「旧高旧領」では旗本8氏の相給。村高は,「元禄郷帳」599石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに609石余。当村について「八給七坊六神官」という俗諺がある。「八給」は相給領主である旗本8氏,「七坊」は竜光院・長福寺・正学寺・大応寺・額応寺・密乗院・円応寺,「六神官」は香取神宮所属の大祝・田所・高倉目代・行事禰宜・丁子検校(不明1)をそれぞれ示す(佐原市史)。弘化2年の家数50(関東取締出役控帳/香取郡誌)。明治8年千葉県に所属。明治22年香取村の大字となり,同時に当村の新田は大倉村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7297458