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愛名村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。愛甲郡のうち。寛永10年・元禄10年ともに幕府領と旗本跡部氏・青山氏知行,幕末には荻野山中藩領。なお同藩領は,明治元年徳川氏の静岡転封などに伴い駿河・伊豆国内の所領代替地として与えられた。村高は,寛文年間の三郡高帳(県史資6)では先高229石余・今高248石余,「元禄郷帳」275石余,「天保郷帳」「旧高旧領」も同高(うち荻野山中藩領266石余・妙昌寺領11石余)。なお天正20年3月3日の跡部庄五郎正次への知行宛行状に愛名郷150石と見える(記録御用所)。検地は慶長9年。「新編相模」によると,江戸から15里余,東西3町余・南北18町,家数35軒,大山道が通り,鎮守は妙昌寺の境内社諏訪社,ほかに神社は神明社・山王社各1社と稲荷社・道祖神社が各2社,寺院は法華宗長愛山妙昌寺。また北部に跡部氏屋敷跡があったという。用水は恩曽川から引く。明治4年荻野山中県から足柄県を経て,同9年神奈川県に所属。同22年南毛利【みなみもり】村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7302035