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衣笠(中世)


 鎌倉期から見える地名。相模国三浦郡のうち。「吾妻鏡」治承4年8月26日条に,平氏方の畠山重忠が源氏方の三浦氏を襲撃するという風聞があり,「一族悉以引籠于当所衣笠城,各張陣」と記されている(県史資1‐古931)。また「平家物語」や「源平盛衰記」にも,「衣笠城合戦之事」「衣笠合戦事」が見える(同前古932・933)。当地は,平安末期から鎌倉期の宝治元年頃まで三浦氏が支配していたが,三浦泰村の乱で惣領家が滅ぼされてのちのことは不詳である。戦国期に至り,「役帳」に小田原北条氏の半役被仰付衆高橋平左衛門の所領役高として「五拾貫文 衣笠」と見える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7303208