平塚町(近代)

　明治22年～昭和７年の自治体名。はじめ大住【おおすみ】郡，明治29年からは中郡に所属。平塚宿・平塚新宿および南原村飛地が合併して成立。平塚・平塚新宿の２大字を編成。平塚に役場を設置。明治24年の戸数613，男1,790人・女1,787人。同40年日本爆発物製造会社が，大野村と当町にわたる御林跡地の官有地払下げを受け，平塚工場建設進出以後，当町は急激な発展をとげたが，同時に工場敷地確保のための周辺農地買収にともなう用地買上反対運動も起こった。大正９年の世帯数2,459・人口１万2,960。昭和４年須馬町を編入し，合計４大字となる。同７年市制施行。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7304866