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荻生村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。新川【にいかわ】郡三位郷のうち。加賀藩領。寛文10年の村御印の村高は1,874石・免4.4,小物成に野役186匁・山役41匁・川原役13.9匁。「天保郷帳」では1,782石。天保年間,山原松兵衛は,称名寺前の八幡社近傍に寺子屋を開き子弟の教育にあたった。神社は日吉社・八幡社・日枝社があった。寺院は,元禄年間玄賀創建,文化5年寺号が免許された真宗西派即行寺,同安永4年寺号が許され,同年教林により創建された教隆寺,創建は不明だが,もと青木村にあり,当地に移転後,慶長8年寺号を免許された称名寺がある。明治9年石川県,同16年富山県に所属。同22年下新川郡荻生村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7317849