100辞書・辞典一括検索

JLogos

17

小杉村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。新川【にいかわ】郡太田保のうち。富山藩領。享保年間に石田村とともに布市【ぬのいち】村より分村(蜷川の郷土史)。文化2年の村高は878石余・免3.1,家数24・人口170,馬19。用水は太田用水(現在の常西合口用水)。黒瀬家には享和3年の田地割同名納得定書を蔵している。村社の小杉神社は八幡社に稲荷社・太田八幡社を合祀したもので,稲荷社は宝永2年の勧請,太田八幡社は親村であった布市村全村の総社であった。小字重動寺【じゆうどうじ】がある。明治19年,布市村から布市小学校を当地の黒瀬氏宅に移転,登高小学校と改称,同23年,蜷川【にながわ】村大字赤田の蜷川小学校に統合された。同9年石川県,同16年富山県に所属。同22年上新川郡蜷川村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7318843