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鵜島村(近世)


 江戸初期~明治22年の村名。能登国珠洲【すず】郡のうち。加賀藩領。承応3年の村高278石余。寛文10年村御印の村高335石,免6ツ2歩,山役241匁・外海船櫂役28匁・猟船櫂役5匁・網役12匁。安永9年の村高337石。「天保郷帳」の村高は833石余に増加しているが,これは宗玄【そうげん】村の村高を合わせたことによる。安政4年の戸数97(珠洲郡誌)。鎮守は稲荷社と剣宮がある。剣宮(現剣神社)は古くは剣大明神または乙剣大明神と称し,社僧を安養寺【あんのうじ】と称したが,近世初期までに廃絶し,その居屋敷は寛文9年に百姓地となった(金峰寺文書)。明治5年石川県に所属。同6年の戸数78。同12年の戸数80・人口387。同22年市制町村制施行により鵜島村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7323365