南部(近代)

　明治後期・大正期～現在の大字名。はじめ睦合村，昭和30年からは南部町の大字。もとは睦合村の一部。江戸期の枝郷であった柳島は，明治後期・大正期に分離し，大字となる。世帯数・人口は，昭和30年385・1,867（男898・女969），同35年396・1,805（男872・女933），同58年431・1,541（男761・女780）。地内は，岬原・新道・城町・河原町・横町・上本町・天神町・城山町・仲町・下本町・諏訪町・明治町（上・下）・昭和町（上・下）・緑ケ丘・北坂団地に分かれる。鰍沢警察署南部分署が置かれ，明治29年南部警察署となり，昭和17年城町に移転し現在は身延・南部・富沢の３か町を管轄する。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7336866