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滝沢村(近世)


 江戸期~明治8年の村名。安曇郡のうち。松本藩領。池田組に属する。村高は,「慶長改帳」481石余,「正保書上」440石余,「元禄郷帳」540石余,「天保郷帳」782石余,「旧高旧領」783石余。安政2年の安曇筑摩両郡村々明細書上帳(県史近世史料5-1)によれば,家数58・人数448。地内には「お鉢」と呼ばれる自然の凹があり,普段は土で埋まっているが,これを掘ると雨が降るという伝説がある。江戸期には,しばしばお鉢掘りの雨乞が行われた。神社は北部に滝沢神社がある。明治4年松本県を経て筑摩県に所属。明治初年の戸数110・人口487(県市町村合併誌)。明治8年滝沢学校が開校。同年会染【あいそめ】村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7340154