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十七条村(近世)


 江戸期~明治30年の村名。本巣郡のうち。枝村に横町・荒川がある。はじめ稲葉三十郎政貞氏知行地で,同氏は当村に居住。延宝3年同家廃絶後尾張藩領。村高は慶長・正保・天保の各郷帳と「旧高旧領」のいずれも1,006石余。村高のうち田方844石余・畑方161石余・新開田方28石余(正保郷帳)。神社に蔵王権現社・若宮社・稲荷社,寺に浄土真宗東本願寺直末の誓教寺,同宗中川村光安寺末の円教寺がある。明治4年岐阜県に所属。同5年の村明細帳の戸数80・人口381。同24年の濃尾地震では,総人口434のうち死傷者188,総戸数97が全壊した(震災誌附1)。同30年船木村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7344754