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生津村(近世)


 江戸期~明治30年の村名。本巣郡のうち。寛永14年7月11日の井水記録書の中に「大久保加賀守様御知行所生津村」と記す(本巣郡志)。江戸期を通じて幕府領で,明和7年からは大垣藩預り地。村高は「慶長郷牒」「元和領知改帳」共に787石余,「天保郷帳」では816石余。中山道の道幅5間で隣村の馬場村と立会。助郷は中山道美江寺【みえじ】宿へ出役。天保9年の村明細書上帳によると家数138・人数551,寺に花王院,神社に神明宮2社のほか,天満宮・八幡宮・権現宮があった。明治4年岐阜県に所属。同14年の人口434,同24年の濃尾地震では74戸すべてが全壊(震災誌附1)。同30年生津村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7345774